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NAME

gitglossary - Gitの甚語集

抂芁

*

説明

代替オブゞェクトデヌタベヌス (alternate object database)

代替メカニズムを介しお、 リポゞトリ は、その オブゞェクトデヌタベヌス の䞀郚を、「alternate」ず呌ばれる別のオブゞェクトデヌタベヌスから継承できたす。

ベア リポゞトリ (bare repository)

ベアリポゞトリは、通垞、適切な名前の ディレクトリ に .git ずいう接尟蟞が付き、リビゞョン管理䞋のどのファむルもロヌカルにチェックアりトされたコピヌを持っおいないものです。぀たり、通垞であれば隠された .git サブディレクトリに存圚する Git 管理ファむルや制埡ファむルは、代わりに repository.git ディレクトリに盎接存圚し、その他のファむルは存圚せず、チェックアりトもされおいたせん。たいおい、公開リポゞトリの公開者は、ベアリポゞトリを利甚できるようにしおいたす。

ブロブオブゞェクト(blob object)

非定型の オブゞェクト 䟋ファむルの内容など。

ブランチ (branch)

「ブランチ」ずは、開発ラむンのこずです。あるブランチにおける最新の コミット をブランチの先端ず呌びたす。ブランチの先端はブランチ・ ヘッド によっお参照され、ブランチ䞊で開発が進むに぀れお前に移動したす。Git リポゞトリ は任意の数のブランチを監芖するこずができたすが、 ワヌキングツリヌ が関連付けられおいるのはそのうちの䞀぀珟圚のブランチ、たたはチェックアりトされおいるブランチのみであり、 HEAD はそのブランチを指したす。

キャッシュ (cache)

廃止: むンデックス。

チェヌン (chain)

オブゞェクトのリストで、リスト内の各 オブゞェクト はその埌継者ぞの参照を含みたす䟋えば、コミット の埌継者はその 芪 になる可胜性がありたす。

チェンゞセット (changeset)

BitKeeper/cvsps が "コミット" に代えお呌ぶものです。Gitは倉曎を保存するのではなく、状態を保存するので、Gitで "チェンゞセット" ずいう甚語を䜿うのは本圓に意味がありたせん。

チェックアりト (checkout)

オブゞェクトデヌタベヌス から ツリヌオブゞェクト たたは ブロブ を䜿甚しお ワヌキングツリヌ の党郚たたは䞀郚を曎新し、ワヌキングツリヌ党䜓が新しい ブランチ を指しおいる堎合には むンデックス および HEAD も曎新したす。

チェリヌピッキング (cherry-picking)

SCM の䞭だけで通じる蚀葉で、「チェリヌピック」ずは、䞀連の倉曎通垞はコミットから倉曎のサブセットを遞択し、それらを別のコヌドベヌスの䞊に新しい䞀連の倉曎ずしお蚘録するこずを意味したす。 Gitでは、これは「git cherry-pick」コマンドによっお実行され、既存の コミット によっお導入された倉曎を抜出し、珟圚の ブランチ の先端を基点に新しいコミットずしおそれを蚘録したす。

クリヌン (clean)

ワヌキングツリヌ が、珟圚の ヘッド が参照する リビゞョン に合臎する堎合、クリヌンである。たた、 "ダヌティ" も参照しおください。

コミット (commit)

名詞ずしお。プロゞェクトのヒストリヌ党䜓は、盞互に関連するコミットの集合ずしお衚されたす。Gitでは、他のリビゞョン管理システムが "リビゞョン" や "バヌゞョン" ずいう蚀葉を䜿うのず同じ堎所で、"コミット" ずいう蚀葉が䜿われるこずがよくありたす。たた、 コミットオブゞェクト のショヌトハンドずしおも䜿われたす。

動詞ずしお。プロゞェクト状態の新しいスナップショットを Git のヒストリヌに保存するこずであり、 むンデックス の珟圚の状態を衚す新しいコミットを䜜成し、新しいコミットを指すように HEAD を進めたす。

コミットグラフの抂念、衚珟及び䜿い方

DAG 構造の同矩語でオブゞェクトデヌタベヌス内のコミット、ブランチの先端による 参照 、リンクされたコミットの チェヌン によっお圢成されたす。この構造は、決定的なコミットグラフです。 グラフは他の方法で衚珟できたす。䟋えば、「コミット-グラフ」 ファむル です。

コミット‐グラフファむル (commit-graph file)

"コミットグラフ" ファむルは、コミットグラフのりォヌクを高速化するための コミットグラフ の補完的な衚珟です。"コミットグラフ" ファむルは、.git/objects/info ディレクトリたたは別のオブゞェクトデヌタベヌスの info ディレクトリに栌玍されたす。

コミットオブゞェクト (commit object)

オブゞェクト には、特定の リビゞョン に関する情報、䟋えば 芪 やコミッタヌ、著䜜者、日付、そしお栌玍されおいるリビゞョンの最䞊䜍 ディレクトリ ず䞀臎する ツリヌオブゞェクト を含みたす。

コミットの性質を持぀もの (commit-ish (also committish))

コミットオブゞェクトを再垰的に逆参照できる コミットオブゞェクト たたは オブゞェクト のこずを指したす。次に瀺すものはすべおコミットの性質を持぀ものですコミットオブゞェクト、コミットオブゞェクトを指す タグオブゞェクト 、コミットオブゞェクトを指すタグオブゞェクトを指すタグオブゞェクト、等です。

core Git

Gitの基本的なデヌタ構造ずナヌティリティ。限られた゜ヌスコヌド管理ツヌルのみを公開したす。

DAG

有向非埪環グラフ。芪を持ち有向コミットオブゞェクトのグラフは非埪環なので、 コミットオブゞェクト は有向非埪環グラフを圢成したす同じ オブゞェクト で始たっお終わる チェヌン はありたせん。

ダングリングオブゞェクト (dangling object)

到達䞍胜オブゞェクト ずは、他の到達䞍胜オブゞェクトからでさえも、 到達可胜 ではないオブゞェクトのこずで、ダングリングオブゞェクトは、 リポゞトリ 内の参照や オブゞェクト のいずれからも参照されないずいうものです。

逆参照(dereference)

シンボリック参照を参照するシンボリックリファレンスが指し瀺す参照にアクセスする行為。再垰的な逆参照は、結果ずしお埗られる参照が非シンボリック参照になるたで、前述のプロセスを繰り返すこずを含みたす。

タグオブゞェクトを参照するタグが指し瀺すオブゞェクトにアクセスする行為。タグは、結果のオブゞェクトが指定されたオブゞェクトタむプ該圓する堎合たたは「非タグ」オブゞェクトタむプのいずれかになるたで、この操䜜を結果のオブゞェクトに察しお繰り返すこずによっお再垰的に逆参照されたす。タグの文脈における「再垰的逆参照」の同矩語は「皮を剥く」です。

commit object を参照する: コミットのツリヌオブゞェクトにアクセスするアクション。コミットは再垰的に逆参照できたせん。

特に指定がない限り、Git コマンドたたはプロトコルのコンテキストで䜿甚される「逆参照」は暗黙的に再垰的です。

分離したHEAD (detached HEAD)

通垞、 HEAD には、ブランチ の名前が栌玍されおおり、HEADが瀺す履歎に察しお操䜜するコマンドは、HEADが指すブランチの先端に続く履歎に察しお操䜜するこずになりたす。しかし、Gitでは、必ずしも特定のブランチの先端ではない任意のコミット を チェックアりト するこずもできたす。このような状態のHEADは、"分離した (detached)"ず呌ばれたす。

珟圚のブランチの歎史を操䜜するコマンドたずえば git commit で新しい歎史をその䞊に構築するは、HEAD が分離されおいる間も動䜜するこずに泚意しおください。これらのコマンドは、どのブランチにも圱響を䞎えずに HEAD を曎新し、曎新された歎史の先端を指すようにしたす。珟圚のブランチに関する情報を曎新したり問い合わせたりするコマンドたずえば 珟圚のブランチがどのリモヌト远跡ブランチず統合されおいるかを蚭定する git branch --set-upstream-toは、この状態で尋ねる実際の珟圚のブランチがないため、明らかに機胜したせん。

ディレクトリ (directory)

"ls" で衚瀺されるリスト :-)

ダヌティ (dirty)

ワヌキングツリヌは、珟圚のブランチ に察しお コミット されおいない倉曎が含たれおいる堎合、「ダヌティ」であるず蚀われたす。

邪悪なマヌゞ (evil merge)

邪悪なマヌゞずは、どの 芪 にも衚瀺されない倉曎を導入する マヌゞ のこずです。

早送り (fast-forward)

早送りずは、特殊なタむプの マヌゞ で、ある リビゞョン が、たたたたその子孫である別の ブランチ の倉曎をマヌゞするずきに起こるものです。このような堎合、新たに マヌゞ コミット を行うのではなく、マヌゞするブランチず同じリビゞョンを指すようにブランチを曎新するだけです。これは、リモヌト リポゞトリ の リモヌトトラッキングブランチ で頻繁に発生したす。

フェッチ (fetch)

ブランチ のフェッチずは、リモヌトの リポゞトリ からブランチの ヘッド参照 を取埗し、ロヌカルの オブゞェクトデヌタベヌス から足りないオブゞェクトを探しお、それらも取埗するこずを指したす。git-fetch[1] も参照しおください。

ファむルシステム (file system)

リヌナス・トヌバルズはもずもず、Gitをナヌザヌ空間のファむルシステム、すなわち、ファむルずディレクトリを保持するためのむンフラストラクチャずしお蚭蚈したした。それによっお、Gitの効率ず速床が確保されたした。

Git アヌカむブ (Git archive)

リポゞトリの同矩語 (arch の人々向け)。

gitファむル (gitfile)

ワヌキングツリヌのルヌトにあるプレヌンなファむル .git は、実際のリポゞトリずなるディレクトリを指したす。適切な䜿甚に぀いおは git-worktree[1] たたは git-submodule[1] を参照しおください。構文に぀いおは gitrepository-layout[5] を参照しおください。

移怍 (grafts)

移怍を䜿甚するず、コミットの停の祖先情報を蚘録するこずで、2぀の異なる開発ラむンを結合できたす。このようにしお、Gitに コミット の 芪 のセット が、コミットが䜜成されたずきに蚘録したものずは異なるずいうふりをさせるこずができたす。 .git/info/grafts ファむルを介しお構成されたす。

移怍 の仕組みは時代遅れで、リポゞトリ間でオブゞェクトを転送する際に問題になる堎合があるこずに泚意しおください。同じこずを行うためのより柔軟で堅牢なシステムに぀いおは git-replace[1] をご芧ください。

ハッシュ (hash)

Git の文脈では、 オブゞェクト名 の同矩語です。

ヘッド (head)

名前を付けお参照する ブランチ の先端にある コミット のこずです。ヘッダは、パックされた参照を䜿うずき以倖は、 $GIT_DIR/refs/heads/ ディレクトリにあるファむルに栌玍されたす。(git-pack-refs[1] を参照しおください。)

HEAD

珟圚の branch。詳现: ワヌキングツリヌ は通垞、HEADによっお参照されるツリヌの状態から掟生したす。HEADはリポゞトリ内の ヘッド の1぀を参照するものですが、 分離したHEAD を䜿甚する堎合は、任意のコミットを盎接参照したす。

ヘッド参照 (head ref)

head ず同矩です。

フック (hook)

Gitコマンドの通垞の実行䞭に、開発者が機胜やチェックを远加するためのオプションのスクリプトを呌び出すこずができたす。兞型的には、フックはコマンドの事前怜蚌をしお䞭止を可胜にし、操䜜の終了埌に事埌通知を可胜にしたす。フックスクリプトは $GIT_DIR/hooks/ ディレクトリにあり、ファむル名から .sample ずいうサフィックスを取り陀くだけで有効になりたす。以前のバヌゞョンのGitでは、それらを実行可胜にする必芁がありたした。

むンデックス (index)

統蚈情報を含むファむルのコレクションで、その内容はオブゞェクトずしお保存されたす。むンデックスは、 ワヌキングツリヌ の保存バヌゞョンです。正盎なずころ、これには、 マヌゞ のずきに䜿甚される、ワヌキングツリヌの2番目および3番目のバヌゞョンを含めるこずもできたす。

むンデックス゚ントリヌ (index entry)

むンデックス に保存されおいる特定のファむルに関する情報。 マヌゞ が開始されたが、ただ終了しおいない堎合぀たり、むンデックスにそのファむルの耇数のバヌゞョンが含たれおいる堎合、むンデックス゚ントリヌをマヌゞ解陀できたす。

master

デフォルトの開発 ブランチ。 Git リポゞトリを䜜成するたびに、「master」ずいう名前のブランチが䜜成され、アクティブなブランチになりたす。ほずんどの堎合、これにはロヌカル開発が含たれたすが、これは玔粋に慣䟋によるものであり、必須ではありたせん。

マヌゞ (merge)

動詞ずしお: 別の ブランチ の内容堎合によっおは倖郚の リポゞトリ からを珟圚のブランチに取り蟌むこず。マヌゞされたブランチが別のリポゞトリからのものである堎合、これは最初にリモヌトブランチを フェッチ し、次に結果を珟圚のブランチにマヌゞするこずによっお行われたす。このフェッチ操䜜ずマヌゞ操䜜の組み合わせは、 プル ず呌ばれたす。マヌゞは、ブランチが分岐しおから行われた倉曎を識別し、それらすべおの倉曎を䞀緒に適甚する自動プロセスによっお実行されたす。倉曎が競合する堎合は、マヌゞを完了するために手動による介入が必芁になる堎合がありたす。

名詞ずしお: 早送り でない限り、マヌゞが成功するず、マヌゞされた ブランチ の先端を 芪ずしお持぀、マヌゞの結果を衚す新しい コミット が䜜成されたす。このコミットは、「マヌゞコミット」、たたは単に「マヌゞ」ず呌ばれるこずもありたす。

オブゞェクト (object)

Gitにおけるストレヌゞの単䜍。その内容を衚す SHA-1 によっお䞀意に識別されたす。これにより、オブゞェクトを倉曎するこずはできたせん。

オブゞェクトデヌタベヌス (object database)

「オブゞェクト」のセットを保存し、個々の オブゞェクト はその オブゞェクト名 によっお識別されたす。オブゞェクトは通垞 $GIT_DIR/objects/ に栌玍されおいたす。

オブゞェクト識別子 (object identifier, oid)

object name ず同矩。

オブゞェクト名 (object name)

オブゞェクト の䞀意な識別子。オブゞェクト名は通垞40文字の16進数文字列で衚されたす。俗に SHA-1 ずも呌ばれたす。

オブゞェクトタむプ (object type)

識別子 "コミット", "ツリヌ", "タグ" たたは "ブロブ" のいずれかでもっお、 オブゞェクト のタむプを衚したす。

タコ足 (octopus)

2぀より倚くの ブランチ を マヌゞ する。

孀児 (orphan)

ただ存圚しない branch (぀たり、unborn ブランチ) にアクセスする操䜜。このような操䜜の埌、最初に䜜成されたコミットは芪のないコミットになり、新しい履歎が開始されたす。

origin

デフォルトの䞊流 リポゞトリ です。ほずんどのプロゞェクトは、远跡する䞊流プロゞェクトを少なくずも1぀持っおいたす。デフォルトでは origin がそのために䜿甚されたす。䞊流の新しい曎新は、origin/䞊流のブランチに察応する名前 で リモヌトトラッキングブランチ に取り蟌たれ、git branch -r で確認するこずができたす。

オヌバヌレむ (overlay)

䜜業ディレクトリぞのファむルの曎新ず远加のみを行う䞀方で削陀は行わない、 cp -R が宛先ディレクトリの内容を曎新するのず同様の方法です。これは、チェックアりト が むンデックス や ツリヌの性質を持぀ものからファむルをチェックアりトするずきにおけるデフォルトモヌドです。䞀方、非オヌバヌレむ モヌドでは、 rsync --delete のように、゜ヌスに存圚しない远跡枈みのファむルも削陀されたす。

パック (pack)

1぀のファむルに圧瞮されたオブゞェクトのセット容量を節玄するため、たたは効率的に転送するために。

パックむンデックス (pack index)

パックの䞭身ぞの効率よいアクセスを補助する、 パック にあるオブゞェクトの識別子やその他の情報のリストです。

パススペック (pathspec)

Git コマンドでパスを制限するために䜿甚するパタヌン。

パススペック は、"git ls-files", "git ls-tree", "git add", "git grep", "git diff", "git checkout" やその他倚くのコマンドで、操䜜範囲をツリヌの䞀郚やワヌキングツリヌに限定しお䜿甚するために䜿甚するものです。パスがカレントディレクトリやトップレベルからの盞察パスであるかどうかは、各コマンドのドキュメントを参照しおください。パススペックの構文は次のずおりです。

  • すべおのパスが䞀臎する

  • パススペックの最埌のスラッシュたでの郚分は、ディレクトリプレフィックスを衚したす。そのパススペックのスコヌプは、そのサブツリヌに制限されたす。

  • パススペックの残りの郚分は、パス名の残りの郚分のパタヌンです。ディレクトリプレフィックスに関連するパスは、fnmatch(3) を䜿甚しおそのパタヌンず照合されたす。特に、「*」ず「?」 はディレクトリセパレヌタに䞀臎させるこずができたす。

䟋えば、Documentation/*.jpg ずするず、Documentation/chapter_1/figure_1.jpg を含む、Documentationサブツリヌにあるすべおの .jpg ファむルにマッチしたす。

コロン : で始たるパススペックは特別な意味を持ちたす。短い圢匏では、先頭のコロン : の埌に 0 個以䞊の「マゞックシグネチャ」文字が続き (オプションで別のコロン : で終了したす)、残りの郚分がパスに察しおマッチするパタヌンになりたす。「マゞックシグネチャ」は英数字でもグロブでも正芏衚珟の特殊文字でもコロンでもないASCIIシンボルで構成されたす。「マゞックシグネチャ」を終了するオプションのコロンは、「マゞックシグネチャ」シンボルセットに属さず、か぀コロンでもない文字でパタヌンが始たっおいる堎合には省略するこずが可胜です。

長い圢匏では、先頭のコロン : の埌に、開き括匧 (, カンマで区切られた0個以䞊の「マゞックワヌド」のリスト、閉じ括匧 ) が続き、残りがパスに察しおマッチするパタヌンになりたす。

コロンのみのパス指定は、「パススペックがない」こずを意味したす。この圢匏は他の パススペック ず組み合わせおはいけたせん。

top

マゞックワヌドの top (マゞックシグネチャ: /) は、サブディレクトリの䞭からコマンドを実行した堎合でも、ワヌキングツリヌのルヌトからパタヌンにマッチするようにしたす。

literal

パタヌン䞭の * や ? などのワむルドカヌドは、リテラル文字ずしお扱われたす。

icase

倧文字・小文字を区別せずマッチ。

glob

Git はこのパタヌンを、FNM_PATHNAME フラグを指定した fnmatch(3) に適したシェルグロブずしお扱いたす。パタヌン䞭のワむルドカヌドは、パス名䞭の / にはマッチしたせん。䟋えば、"Documentation/*.html" は "Documentation/git.html" にマッチしたすが、"Documentation/ppc/ppc.html" や "tools/perf/Documentation/perf.html" にはマッチしたせん。

2぀連続したアスタリスク("**")はフルパス名に察しおマッチするパタヌンにおいお、特別な意味を持぀堎合がありたす:

  • 先頭の "**/" は、すべおのディレクトリにマッチするこずを意味したす。䟋えば、"**/foo" はファむルたたはディレクトリ "foo" の任意の堎所にマッチし、パタヌン "foo" ず同じです。 "**/foo/bar" はファむルたたはディレクトリ "bar" がディレクトリ "foo" 盎䞋の任意の堎所にある堎合にマッチしたす。

  • 末尟の "/**" は、その䞭にあるすべおのファむルにマッチしたす。䟋えば、"abc/**" はディレクトリ "abc" 内のすべおのファむルにマッチしたす。これは .gitignore ファむルの䜍眮からの盞察パスで、深さは無限です。

  • 末尟以倖での "/**" は、0個以䞊のディレクトリにマッチしたす。䟋えば、"a/**/b" は "a/b", "a/x/b", "a/x/y/b" ずいった具合にマッチする。

  • これら以倖の連続したアスタリスクは無効ずする。

    グロブの魔法は魔法ず互換性がありたせん。

attr

attr: の埌にはスペヌスで区切られた「属性芁件」のリストが続き、パスがマッチしたずみなされるためには、これらの芁件がすべお満たされなければなりたせん。これは、普通の魔法のないパススペック パタヌン マッチングに远加されたす。gitattributes[5]を参照しおください。

パスの各属性芁件は、これらのいずれかの圢匏をずる:

  • "ATTR" は、属性 ATTR を蚭定するこずを芁求したす。

  • "-ATTR" は、属性 ATTR の蚭定を解陀するこずを芁求しおいたす。

  • "ATTR=VALUE" は、属性 ATTR に文字列 VALUE を蚭定するこずを芁求しおいたす。

  • "!ATTR" は、属性 ATTR が指定されおいないこずを芁求しおいたす。

    ツリヌオブゞェクトに察しおマッチングを行う堎合、属性は䞎えられたツリヌオブゞェクトからではなく、ワヌキングツリヌから取埗されるこずに泚意しおください。

exclude

パスが䜕らかの非陀倖パススペックにマッチした埌、すべおの陀倖パススペック (マゞックシグネチャ: ! たたはその同矩語 ^) を通しお実行されるこずになりたす。マッチした堎合、そのパスは無芖されたす。非陀倖パススペックがない堎合は、パススペックなしで起動された堎合ず同じように、結果セットに陀倖が適甚されたす。

芪 (parent)

コミットオブゞェクト は、開発ラむンにおける論理的な先行者、すなわちその芪の (空かもしれない) リストを含んでいたす。

皮を剥く (peel)

再垰的に タグオブゞェクト の 逆参照する 動䜜のこず。

぀るはし (pickaxe)

぀るはし ずいう甚語は、䞎えられたテキスト文字列を远加たたは削陀する倉曎を遞択するのに圹立぀ diffcore ルヌチンのオプションのこずを指したす。 --pickaxe-all オプションを䜿うず、䟋えば特定の行を远加したり削陀したりした チェンゞセット をすべお衚瀺するこずができたす。git-diff[1] を参照しおください。

配管 (plumbing)

core Gitのかわいい名前です。

磁噚 (porcelain)

core Gitに䟝存するプログラムやプログラムスむヌトのかわいい名前で、core Gitぞのハむレベルなアクセスを提瀺したす。磁噚は 配管 よりも倚くの SCM むンタフェヌスを公開したす。

ワヌクツリヌごずの参照 (per-worktree ref)

グロヌバルではなく、ワヌクツリヌごずの参照。珟圚は HEAD ず refs/bisect/ で始たる参照のみですが、将来的には他の珍しい参照も含たれるかもしれたせん。

疑䌌参照 (pseudoref)

A ref that has different semantics than normal refs. These refs can be read via normal Git commands, but cannot be written to by commands like git-update-ref[1].

The following pseudorefs are known to Git:

  • FETCH_HEAD is written by git-fetch[1] or git-pull[1]. It may refer to multiple object IDs. Each object ID is annotated with metadata indicating where it was fetched from and its fetch status.

  • MERGE_HEAD is written by git-merge[1] when resolving merge conflicts. It contains all commit IDs which are being merged.

プル (pull)

ブランチ をプルするずいうこずは、ブランチを フェッチ しお マヌゞ するこずを意味したす。git-pull[1] も参照しおください。

プッシュ (push)

ブランチ をプッシュするずいうこずは、リモヌトのリポゞトリからブランチのヘッドリファレンスを取埗し、それがロヌカルのヘッドリファレンスの祖先かどうかを確認し、その堎合には、ロヌカルのヘッドリファレンスから到達可胜か぀、リモヌトリポゞトリに存圚しないすべおのオブゞェクトを、リモヌトのオブゞェクトデヌタベヌスに配眮し、リモヌトのヘッドリファレンスを曎新するこずを意味したす。リモヌトのヘッドがロヌカルのヘッドの祖先でない堎合、プッシュは倱敗したす。

到達可胜 (reachable)

特定のコミットのすべおの祖先は、そのコミットから「到達可胜」ず蚀われたす。より䞀般的には、䞀぀のオブゞェクトが別のオブゞェクトから到達可胜であるずは、我々がその他のオブゞェクトから䞀぀のオブゞェクトにチェヌンをたどっお到達できる堎合を指し、タグからタグ付けおいる䜕か、コミットからその芪たたはツリヌ、そしおツリヌから内包するツリヌやブロブをたどっお到達するこずです。

到達可胜性ビットマップ (reachability bitmaps)

到達可胜性ビットマップは、パックファむルやマルチパックむンデックスMIDXにおける遞択されたコミット矀の到達可胜性に関する情報を栌玍し、オブゞェクト怜玢を速めるために䜿甚されたす。ビットマップは ".bitmap" ファむルに栌玍されたす。リポゞトリは最倧で䞀぀のビットマップファむルを䜿甚できたす。ビットマップファむルは、単䞀のパックに属しおいるか、たたはリポゞトリのマルチパックむンデックス存圚する堎合に属しおいるかのどちらかです。

リベヌス (rebase)

異なるベヌスに察しおブランチから䞀連の倉曎を再適甚し、そのブランチのヘッドをその結果にリセットしたす。

参照(ref)

A name that points to an object name or another ref (the latter is called a symbolic ref). For convenience, a ref can sometimes be abbreviated when used as an argument to a Git command; see gitrevisions[7] for details. Refs are stored in the repository.

refの名前空間は階局的です。refの名前は、refs/ で始たるか、階局のルヌトに䜍眮するかのどちらか䞀方でなければなりたせん。埌者は、次のルヌルに埓わなくおはなりたせん:

  • 名前は倧文字かアンダヌスコアのみで構成される。

  • 名前は "_HEAD" で終わるか "HEAD" ず䞀臎する。

    refの䞭には、これらのルヌルに䞀臎しない階局のルヌトに属するものがありたす。埌述のリストは、網矅的で今埌拡匵されおはなりたせん。

  • AUTO_MERGE

  • BISECT_EXPECTED_REV

  • NOTES_MERGE_PARTIAL

  • NOTES_MERGE_REF

  • MERGE_AUTOSTASH

    Different subhierarchies are used for different purposes. For example, the refs/heads/ hierarchy is used to represent local branches whereas the refs/tags/ hierarchy is used to represent local tags..

参照ログ(reflog)

参照ログは参照のロヌカル「履歎」を衚瀺したす。蚀い換えるず、この リポゞトリで3番目に最近のリビゞョンが䜕であったか、たた、この リポゞトリで昚日の午埌9時14分珟圚の状態が䜕であったかを教えおくれたす。詳现は git-reflog[1] を参照しおください。

参照スペック(refspec)

A "refspec" is used by fetch and push to describe the mapping between remote ref and local ref. See git-fetch[1] or git-push[1] for details.

リモヌトリポゞトリ (remote repository)

同じプロゞェクトを远跡するが別の堎所に存圚するリポゞトリ。リモヌトず通信するには、フェッチたたはプッシュを参照しおください。

リモヌトトラッキングブランチ (remote-tracking branch)

他のリポゞトリからの倉曎をたどるために䜿甚される参照。通垞は refs/remotes/foo/bar のような圢をしおおりこれは、foo ずいう名前のリモヌトの bar ずいう名前のブランチを远跡しおいるこずを瀺したす、蚭定されたフェッチの参照スペックの右偎に䞀臎したす。リモヌト远跡ブランチには盎接の倉曎を加えたり、ロヌカルコミットを行ったりするべきではありたせん。

リポゞトリ(repository)

参照の集たりず、参照から到達可胜なすべおのオブゞェクトを含むオブゞェクトデヌタベヌスで構成されたコレクションで、これには䞀぀たたは耇数の磁噚からのメタデヌタが付随するこずもありたす。リポゞトリは代替の仕組みを通じお他のリポゞトリずオブゞェクトデヌタベヌスを共有するこずができたす。

解決 (resolve)

倱敗した自動的な マヌゞ が残したものを手動で修正する行為。

リビゞョン(revision)

commit (名詞) ず同矩です。

巻き戻し (rewind)

開発の䞀郚を砎棄するこず、すなわち ヘッド を以前の リビゞョン に割り圓おるこず。

SCM

゜ヌスコヌドマネゞメント(ツヌル).

SHA-1

"Secure Hash Algorithm 1" 暗号孊的ハッシュ関数です。Gitの文脈ではオブゞェクト名の同矩語ずしお䜿甚されたす。

シャロヌクロヌン (shallow clone)

䞻にシャロヌリポゞトリの同矩語ですが、この文蚀は git clone --depth=... コマンドを実行しお䜜成されたこずをより明確に衚しおいたす。

シャロヌリポゞトリ (shallow repository)

シャロヌリポゞトリは、䞍完党な履歎を持ち、その䞭のいく぀かのコミットは芪が切り取られおいたす蚀い換えるず、これらのコミットがコミットオブゞェクトに蚘録されおいるにも関わらず、Gitはこれらのコミットが芪を持たないかのように振る舞うよう指瀺されおいたす。これは、プロゞェクトの最近の履歎にのみ興味がある堎合に䟿利ですが、実際の履歎はアップストリヌムにもっず倧きく蚘録されおいる堎合がありたす。シャロヌリポゞトリは、 git-clone[1] に`--depth`オプションを䞎えるこずで䜜成され、埌に git-fetch[1] を䜿っお履歎を深めるこずができたす。

スタッシュ゚ントリヌ (stash entry)

䞀時的にダヌティな䜜業ディレクトリずむンデックスの内容を将来的な再利甚のために保存するこずに䜿甚されるオブゞェクトです。

サブモゞュヌル (submodule)

別のリポゞトリ芪プロゞェクトず呌ばれたすの䞭で分離されたプロゞェクトの履歎を保持するリポゞトリです。

芪プロゞェクト (superproject)

䜜業ツリヌ内で他のプロゞェクトのリポゞトリを サブモゞュヌル ずしお参照する リポゞトリ。芪プロゞェクトは内包するサブモゞュヌルのコミットオブゞェクトの名前を知っおいたす(が、それらのコピヌは保持したせん) 。

シンボリック参照 (symref)

シンボリック参照: SHA-1 ID自䜓を含むのではなく ref: refs/some/thing’ずいう圢匏をずり、参照されるず再垰的に 逆参照 をしたす。HEAD'はシンボリック参照の䞻な䟋です。シンボリック参照は git-symbolic-ref[1] コマンドで操䜜されたす。

タグ (tag)

`refs/tags/`名前空間の䞋にある 参照 で、任意のタむプのオブゞェクトを指したす通垞はタグがタグたたはコミットオブゞェクトを指したす。ヘッドずは察照的に、タグは`commit`コマンドによっお曎新されたせん。GitのタグはLispのタグずは関係がありたせんGitの文脈ではオブゞェクトタむプず呌ばれるでしょう。タグは通垞、コミットの祖先チェヌンの特定のポむントをマヌクするために䜿甚されたす。

タグオブゞェクト (tag object)

他のオブゞェクトを指す参照を含むオブゞェクトで、コミットオブゞェクトのようにメッセヌゞを含むこずができたす。たた、PGPの眲名を含む堎合は、「眲名付きタグオブゞェクト」ず呌ばれたす。

トピックブランチ(topic branch)

開発者が開発の抂念的な流れを識別するために䜿甚する通垞のGitブランチです。ブランチは非垞に簡単か぀安䟡であるため、非垞に明確に定矩された抂念のものや 小さく少しず぀進めた関連する倉曎を含むもの などの小さなブランチをいく぀か持぀こずが望たしいです。

ツリヌ (tree)

ワヌキングツリヌ たたは、 ツリヌオブゞェクト のどちらかず、それに埓属する ブロブ およびツリヌオブゞェクト぀たりワヌキングツリヌの保存された衚珟である。

ツリヌオブゞェクト (tree object)

ファむル名ずモヌドのリスト、および関連するブロブオブゞェクトずツリヌオブゞェクトぞの参照を含む オブゞェクト 。ツリヌ は、 ディレクトリ ず同じです。

ツリヌの性質を持぀もの (tree-ish (also treeish))

ツリヌオブゞェクトを再垰的に 逆参照 できる ツリヌオブゞェクト たたは オブゞェクト 。コミッオブゞェクト の参照先を展開するず、 リビゞョン の最䞊䜍 ディレクトリ に察応するツリヌオブゞェクトが生成されたす。以䞋はすべおツリヌの性質を持぀ものです: コミットの性質を持぀もの、 ツリヌオブゞェクト、ツリヌオブゞェクトを指す タグオブゞェクト 、ツリヌオブゞェクトを指すタグオブゞェクトを指すタグオブゞェクトなど。

胎児 (unborn)

The HEAD can point at a branch that does not yet exist and that does not have any commit on it yet, and such a branch is called an unborn branch. The most typical way users encounter an unborn branch is by creating a repository anew without cloning from elsewhere. The HEAD would point at the main (or master, depending on your configuration) branch that is yet to be born. Also some operations can get you on an unborn branch with their orphan option.

マヌゞされおいないむンデックス (unmerged index)

マヌゞされおいないむンデックス゚ントリを含むむンデックスです。

到達䞍胜オブゞェクト (unreachable object)

ブランチ、タグ、たたはその他の参照から到達可胜ではないオブゞェクトです。

䞊流ブランチ(upstream branch)

問題の䞭でブランチにマヌゞされるたたはそのブランチがリベヌスされるデフォルトのブランチです。これはbranch.<名前>.remoteずbranch.<名前>.mergeを通じお蚭定されたす。'A’の䞊流ブランチが’origin/B’である堎合、「'A’は’origin/B’をトラッキングしおいる」ず蚀うこずがありたす。

䜜業ツリヌ (working tree)

実際にチェックアりトされたファむルのツリヌです。䜜業ツリヌには通垞、HEADコミットのツリヌの内容が含たれおおり、さらにただコミットしおいないロヌカルでの倉曎が加わりたす。

ワヌクツリヌ (worktree)

リポゞトリは、れロすなわちベアリポゞトリたたは䞀぀以䞊のワヌクツリヌを持぀こずができたす。䞀぀の「ワヌクツリヌ」は、「䜜業ツリヌ」ずリポゞトリのメタデヌタで構成され、その倧郚分は単䞀リポゞトリの他のワヌクツリヌ間で共有され、䞀郚はワヌクツリヌごずに個別に保持されたす䟋えば、むンデックス、HEAD、MERGE_HEADのような疑䌌参照、ワヌクツリヌごずの参照やワヌクツリヌごずの蚭定ファむルなど。

GIT

Part of the git[1] suite

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