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A1.2 付録 A: その他の環境でのGit - Visual StudioでGitを使う

Visual StudioでGitを使う

Visual Studio 2013 Update 1以降では、IDEにGitクライアントが組み込まれています。 Visual Studioには、かなり昔からソース管理システムを統合した機能が備わっていました。ただ、それは集中型の、ファイルロックベースのシステムを志向したもので、Gitはそのようなワークフローには適合していませんでした。 Visual Studio 2013におけるGitのサポートは、以前の機能とは別物です。その結果、Visual StudioとGitはよりうまく適合するようになっています。

この機能を表示するには、Gitの制御下にあるプロジェクトを開き(または既存のプロジェクトで git init を実行し)、メニューから[表示]>[チームエクスプローラー]を選択します。 すると、だいたいこんな感じで「接続」ビューが表示されます。

チームエクスプローラからGitリポジトリへ接続する
図 157. チームエクスプローラからGitリポジトリへ接続する

Visual Studioは、これまでに開いたプロジェクトのうち、Gitの制御下にあるものをすべて記憶しています。下部のリストからそれを選択できます。 開きたいプロジェクトが表示されていない場合は、「追加」リンクをクリックして作業ディレクトリへのパスを入力します。 ローカルのGitリポジトリをダブルクリックすると、Visual StudioでのGitリポジトリの"ホーム"ビュー のようなホームビューが表示されます。 これはGitのアクションを実行するためのハブとして働きます。コードを 書いて いる間は、おそらく「変更」ビューでほとんどの時間を費やすはずです。チームメイトが行った変更をプルするときは、「同期されていないコミット」ビューと「分岐」ビューを使用することになるでしょう。

Visual StudioでのGitリポジトリの"ホーム"ビュー
図 158. Visual StudioでのGitリポジトリの"ホーム"ビュー

Visual Studioには現在、Gitのための強力なタスク指向UIが備わっています。 これには、リニアな歴史ビュー、差分ビューア、リモートコマンドなど多くの機能が含まれています。 この機能の完全なドキュメントは(ここには書ききれないので)、 http://msdn.microsoft.com/en-us/library/hh850437.aspx を参照してください。

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